融資の返済期間について

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融資の返済期間について

  • 2012/08/16
  • 融資

融資額の返済期間をどうするのがよいか

■融資の返済期間はどうなっているのか

融資の返済期間は、融資の目的(使途)により異なってきます。たとえば、店舗開設や機械などの設備投資資金は、耐用年数にもよりますが、最長10年が目安であり、賞与の支払い、運転資金、納税のための資金は、短・中期(6か月~5年)の返済期間が目安となるでしょう。

■運転資金の返済期間

運転資金の場合は以下を参考に返済期間を想定しておいてください。

賞与資金:6か月~1年の分割返済
納税資金:6か月
その他運転資金(仕入・外注費、人件費等の支払) : 短期6か月~1年/長期2年~5年

短期(半年~1年)の一括返済でいくか、2~5年の分割返済のどちらでいくか。利息負担を考えると短いにこしたことはありませんが、短期一括返済ですと、次回折り返し借りれるかはその時の業績によりますし、一方、2~5年間の分割返済の場合には毎月の負担が重荷になります。

■返済期間を使い分ける

設備投資資金は、長いに越したことはありませんが、利息は期間に応じて発生します。手元資金が薄く、将来業績見えにくいなら、長期で多めに借りて手元資金を確保し、短期資金も織り交ぜて、日頃の銀行担当者と密に。業績悪化してからでは遅いので、早めに手を打とう。特に信金などとのお付き合いで、積立金が膨らむ一方、借入も多い会社は、借入利息負担が過大になっているケースが見受けられますので、業績がよいときに、複数の金融機関を利用して、積立金を減らしつつ、同時に借入金を圧縮していくことが望ましいと思います。

■このコラムのポイント

融資を申し込むのは初めての経営者、個人事業主

1、資金使途によって短期返済か、長期返済か選ぶことができる。
2、短期一括弁済か、長期分割返済か、うまく使い分けよう。
3、悪い業績の時には借入が難しくなるため、手元資金と相談しながら悪くなる前に手を打つ。

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