創業融資の実際~「半沢直樹」に見る融資の実際 その2

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「半沢直樹」に見る融資の実際 その2」

  • 2013/10/7
  • 融資

「創業融資の実際」

■相談の流れ

創業融資の申し込みは、日本政策金融公庫の創業融資か、銀行・信用金庫による信用保証協会保証付融資によるのが基本となります。
まずは、公庫の支店か銀行等の支店窓口にて相談し、融資の申し込み手続きのための書類をもらいます。
会社概要や登記簿謄本とあわせて、事業計画書や設備投資を計画している場合にはその見積書、事務所の賃貸契約書などのほか、申込に必要な書類を漏れなく準備して提出します。
10日前後で、書類の審査その後面接予定日の連絡が来るでしょう。
面接とともに、追加書類などがあれば、それらを提出した上で、さらに10日前後、融資の結果通知の連絡があり、その後契約書等をとりかわし、融資が実行されることになります。
初めの申し入れから融資実行まで1か月~1か月半かかると見込んでおきましょう。
日本政策金融公庫は、これより比較的短い期間で融資いただけるものと思います。

■融資面談の注意点

商品・サービスの内容は熱く語れても数字については、、、という経営者が少なくありません。
事業計画のうち、収支計画をしっかりと整合性をもって語れるようにしましょう。
売上計画の単価×数量、取引先はどうか、経費の内訳(具体的に何にいくらかかるのか)はどうか、従業員は何人雇用するのか、楽観的な計画になっていないか。計画通りいかなかったらどう軌道修正するのか。これらをシミュレーションし、自分の言葉で語れることが、今後の経営力を高めることにもなっていきます。

■何をアピールするか

TV「半沢直樹」ではネイルサロンの創業融資を持ちかける場面があるが、実際の創業融資について、開業資金もなく、開業する事業の経験実績がないとなると融資ハードルはかなり厳しいものとなります。
金融担当者によっては、半沢直樹のような経営者思いの人ばかりでなく、横柄な態度だったり、なぜそんなことまで聞かれるのかなど、と不遜な態度の人もいます。(特に保証協会は官僚的な人が多い)
感情的になっては融資にも影響しますので、あくまでも借入する立場と割り切って、冷静に対応しましょう。

■このコラムのポイント

1、融資申入れから融資実行までは1月~1か月半程度
2、整合性のとれた事業計画を作成し、自分の言葉で説得力もって語れるようにしよう
3、意地悪な質問に屈せず、借りる立場であることを忘れず

融資の実際

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