金融機関はここを見る!融資審査を決める「格付け」とは?

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金融機関はここを見る!融資審査を決める「格付け」とは?

  • 2012/06/14
  • 融資

格付けできまる融資審査

■融資審査では何を見る?

あなたの会社の借入は格付けで決まります。 決算書などから分析した収益率、成長率、安全率といった定量要因とともに、経営者の資質や商品サービスの質といった、いわば量的には測りにくい定性要因をもとに、点数をはじき出して、融資先に対し格付けを行って融資の判断を実施しています。

■定量要因

融資審査の上でもっとも比重をかけて行う項目であり、審査の中心となります。
過去の決算書から、この会社は安全か、儲かっているか、成長しているかなどを審査します。新規開業等の場合は、現況の数字からの判断となりますが、通常は2年分以上の決算書が対象となります。

貸借対照表:会社の財政状態を表す。
資産(現預金などのプラス財産)よりも負債(借入金などのマイナス財産)の方が多い、いわゆる債務超過の状態の場合などは融資の大きなマイナスポイントとなります。

損益計算書:企業の儲け(利益)を表す。
利益(赤字)の額や率とともに、前期以前と比較して伸びているかなどの成長性についても見ていきます。

■定性要因

経営者の資質のほか、株主、経営陣、従業員の資質や士気、商品サービスの市場性や将来性などといった性質についても、融資の重要な判断要素となります。
目に見えにくいだけに、うそはいけませんが、よい点をアピールしていくことも重要です

■このコラム(融資審査)のポイント

1、銀行は、融資先を定期的に格付けして、融資の判断をしています。
2、会社の財務諸表などの定量要因から見える過去の実績が融資審査の最重要ポイントになります。
3、よい点はアピールしていくことで、定性要因の評価につなげていきましょう。

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