HOME > 3分経営講座 経営改善塾 >「半沢直樹」に見る融資の実際 その1」
観ていない銀行員ははいないのでは!?というくらい、「半沢直樹」シリーズが話題になった。
銀行員の奮闘記を描いたこの作品には、銀行内部の仕組みや人間模様とともに、中小企業が融資を受けるうえで参考になるヒントが隠されているので紹介したい。
中小企業が借入するにあたり、銀行が最初に確認するのは、まず反社会勢力に該当しないか、謄本に記載されている事業目的に不適切なもの(風俗業や、金融業などは厳しい)はないか、事務所の実態があるか(賃貸契約書)など、意外にも細かな審査があり、窓口に行ってもすぐには開設できません。
事務所のある近くの金融機関が望ましいが、取引したい銀行員に知人がいれば、その人を通じて紹介いただくのもいいでしょう。
人を見て金を貸す、足りないところに銀行が手を差し伸べるのが半沢直樹だとすれば、最近は必ずしも事情が違う。近年は、定量要因といって、企業の財務内容を重要視してお金を貸すか否かの決定要因になってきている。(もちろん、経営者や市場動向といった定性要因も加味される)
過去の財務内容の良しあしが、融資を左右することを忘れてはならない。
1、口座開設には以外にも細かい審査がある。
2、人を見て金を貸すか、足りないところに手を差し伸べるか?
3、近年の融資スタンスは財務内容を最重要視している。