HOME > 3分経営講座 経営改善塾 > 揺るぎない健全経営に必要な事は?
会社経営者・事業主の皆さんは、会社の定期検診は大事です。 人間の場合、定期的な健康チェックが大切で、重要な病気を早めに発見し、 治療することが、長生きにつながります。これ、会社にも同じことがいえるんですよ。
日ごろから「かかりつけのお医者さん」は大事ですよね。 会社の場合、この「かかりつけのお医者さん」的存在が、税理士などの専門家ということになります。
将来、発生の可能性のあるリスクを洗い出し、その芽を早いうちに摘んでしまうことを指します。 そのリスクがどんな頻度で発生し、会社に対してどれくらいのダメージを与えるかを考えなければなりません。 もし実際に発生したりすれば致命傷というリスクに対しては、たとえ、めったに起こる可能性の無いものでも どんなにコストがかかっても防止する必要があります。 日ごろのクレーム処理の方法や改善過程などを、社内規定としてきちんとしておくことも大切です。
それも、取引先が一社だけだったとしたら、そこが倒れれば、必然的に自分の会社も連鎖倒産してしまいます。 倒産防止共済加入も検討する必要があるでしょう。 取引先が倒産した場合、積み立てた掛け金総額の10倍まで、 回収できなくなった売掛金額の範囲内で貸付が受けられます。 貸付後6カ月間は返済しなくてもいいというのも魅力です。
新規取引先の場合、支払能力を観察する意味で最初は控えめな金額に抑えておくことも必要でしょう。
健全経営のために、ぜひプロの力を役立てていただきたい。 たとえば、契約書一つとっても、市販の契約書の雛型をそのまま使うだけでは、 不十分な場合がしばしばあります。会社の事情にあわせたオーダーメイドの契約書を作る必要があります。 最終的に、訴訟になった場合まで見据えて、契約条項を練る。 こうした注意を日常的に習慣づけることが身近なリスクを回避する近道です。